旅巡り⑦ 大沼国定公園そしてえりも岬まで
旅巡り⑥の続きです。
駅舎から歩いて約10分。
こちらがうしおととら第十六章「湖の護り神」で1コマだけ写っていた場所になります。
記念撮影スポットですね。
駒ケ岳の山頂は残念ながら雲の中です。
アニメ版ではカットされたので馴染みが薄い方もいらっしゃるかもしれませんが、東京を旅立ったうしおととらは、遠野の妖怪騒動の後、彼女募集中の大学生、香上さんと片山さんと出会い、彼らの車で青森に行きます。そして津軽海峡フェリーに乗って函館に向かう途中、勇雪丸の船長の孫娘、歩さんと出会います。
この時、潮君はまだ槍の由来を知りません。
遠野→青森→函館→大沼国定公園→洞爺湖温泉に到着するまで、潮君は比較的平和に旅を旅として楽しむわけです。
個人的にはこのあたりの旅の雰囲気が好きだったりします。
「国定公園」というのは「国立公園」に準ずるという意味です。
風光明媚な土地柄ですね。
洞爺湖はカルデラ湖でしたが、大沼湖は堰止湖（火山の噴石によってせき止められた川が湖になった）です。
駒ケ岳は元々富士山型の火山でしたが、上2/3が吹き飛んで（！）今の形になりました。ちなみにその時飛んできた岩や溶岩が島になった（！）というから驚きです。
小島は200個以上あります。
夏場は遊覧船が出ていますが、冬季になると凍結するので湖上をソリで滑ったり、ワカサギ釣りをするそうです。
さすがは北海道。ダイナミックです。
湖の周りには遊歩道も整備されています。
湖上の風が気持ちいい…。
「千の風になって」はここで生まれました。
次の風を求めて、再び駅に向かいます。
外国人墓地では買えなかったので、ここで買います。
「歩ちゃーん、イモイモ、イモ食おうぜー」
…ということで、じゃがバター。
さて。再びスーパー北斗内。前回の北海道旅で立ち寄った洞爺湖駅を通過します。
登別。そして苫小牧。
冥界の門が登別にあるのは、地獄谷からの連想でしょうか。
JR洞爺駅で電車に乗れなかった潮君は、登別方面まで車に乗せて行ってもらいます。
JR登別駅から乗り換えるつもりだったのでしょう。
途中シュムナと戦った後、とらが乗せたトラックで旭川とは逆方向のえりも岬まで行ってしまうのですが。
本来の旅に添うならば、JR苫小牧駅から日高本線に乗り換えてJR様似駅まで向かうべきですが…日高本線は2015年の高潮被害で鵡川駅から先が不通となっています。
代行バスもありますが、乗り継ぎがかなり厳しい（下手をすると7時間くらいかかります）ので、逆方向になりますが、一度JR札幌駅に出て、そこから高速バスで移動します。
下調べの段階で、「えりも岬？」「おおお」の潮君の気分が味わえたので、それはそれでよしとします。
3時間20分乗車して、お久しぶりの札幌駅。
JR札幌駅は交通の要所みたいですね。駅のバスターミナルから「高速えりも号」に乗り込みます。
時刻表にある通り、高速バスは要予約。そして1日1本しか出ていません。
所要時間は約4時間。片道3600円です。
バスの造りは普通の座席。そしてトイレがついています。
食べ物や飲み物が必要な方は乗車前に購入しましょう。
通りすがりの豊平川。雪がないので変な感じ。
程よいところでお弁当。
特急スーパー北斗内で買った、大沼牛のお弁当です。
このお弁当を出している源五郎は大沼駅の近くの飲食店ですが、2018年4月から土日祝日のみの営業となってしまいました。
車内弁当だけは今もおろしているそうです。
（途中積み込みのため、販売車両は限られます。詳細は北海道旅に載せたメニュー表に書いてあります）
＊2019年現在、スーパー北斗の車内販売は終了しました。
大沼牛のそぼろとすき焼き。そして大沼湖特産のワカサギの佃煮です。
これがもうおいしくて…。食べてばかりな気もしますけれど、旅は楽しまなければ損です。｜ω`*）
外はどんどん暗くなり、到着時刻は20時半。
ここが北海道南端の…。
セブンイレブンえりも店。
バス停は「えりも岬」が最南端。夜は運行していません。
今日はお宿で一休み。
旅巡り⑧に続きます。
