うしとら旅巡り

旅と「うしおととら」が好き。

西の島旅2019①

うしとら旅と個人旅の合流地点。西の海こと八重山諸島
今年も遊びに行ってきました。
5回目になるのかな。


(1日目)
羽田空港から飛んで新石垣空港へ。
新石垣空港から離島ターミナルまでは、カリー観光の直行バス。
この日は移動のみ。お天気の方は梅雨明け間際、というところ。朝晩の湿度は高く、日差しは強い。雲もそれなりにあるけれど、こちらの雨はざっと降ってすぐにやむ。昨年よりも南風は穏やか。

八重山諸島有人島である石垣島竹富島小浜島・黒島・新城島鳩間島西表島波照間島与那国島無人島を含む島々の総称。うしとらの世界では「西の方の海」。「満月」では西表島が、最終決戦では、石垣島西表島波照間島宮古島の名前が出てきます。
まさに西(南)の最果てというべき場所で、沖縄本島よりも台湾に近いです。
潮君宅との距離はこの通り。
宗谷岬が見切れています。

f:id:matatabibakari:20190830192711j:plain

f:id:matatabibakari:20190830192717j:plain

(2日目)
西表島のツアーを予定していましたが、風と波が高いため急遽別のツアーに変更しました。

船の舳先に載せていただいて、ざばざばと揺れる波を楽しむ。

f:id:matatabibakari:20190830192952j:plain

珊瑚が少し復活していました。ひとつひとつは手のひらに載るサイズから花束くらいの大きさです。

f:id:matatabibakari:20190830193043j:plain

(3日目)
新石垣空港から与那国島空港へ。
一年ぶりのこの海です。昨年は観光タクシーを利用して島内を1周しました。
(島に2台しかないタクシーの貸し切りです。贅沢なことをさせていただきました)
事前にHPを確認したところ、昨年8月でタクシーの夜間営業は廃止となり、利用できる時間は夕方18時までとなっていました。
代わりに、島内バスの便数が増えて祖内・久部良・比川の各集落に行きやすくなりました。

与那国観光WEBサイト・交通アクセス:

交通アクセス | 与那国観光WEB

f:id:matatabibakari:20190830193235j:plain

遅い朝ご飯はアジア食堂・スブランジャヤ。

スパイスのきいたカレーは南国の気候によくあいます。

f:id:matatabibakari:20190830193520j:plain

集落のすぐ近くにあるナンタ浜。今年もこちらで貝殻探し。静かなできれいな浜辺です。

f:id:matatabibakari:20190830193337j:plain

祖内のバス停から島内バスに乗って、今度は久部良の漁港を散策。

f:id:matatabibakari:20190830193641j:plain

ついでに海人食堂におじゃまして、お昼にカジキのフライ定食を食べました。
これがとってもおいしい!
最後まで写真に撮るのを忘れていました…。
漁師さんの食堂ということで安くて新鮮。そしてできたて。
営業日は不定期で、営業時間も14時までみたいです。

バス停・久部良港から島内案内図のある右手側に沿って歩いて行くと漁協があり、その一角に食堂があります。
そのまままっすぐ歩いて行くと、福山海運のよなぐにのフェリーの発着場が見えます。
石垣島与那国島は毎週火曜日と金曜日。10時発の14時着。
与那国島石垣島は毎週水曜日と土曜日。10時発の14時着。

バス停から見た景色。港の向かいに見える岬が最西端。灯台と散策路、日本最西端の碑があります。

f:id:matatabibakari:20190830193811j:plain

f:id:matatabibakari:20190830193815j:plain

更に海沿いに進んで行くと最西端の岬に行くことができます。
近辺には半野生の与那国馬が居ます。

f:id:matatabibakari:20190830193828j:plain

西の島旅2019②に続きます。

あやかしの海 おまけ

(おまけ①)

候補から外した宇佐美海岸です。名前の響きは似ていますね。

f:id:matatabibakari:20190830191758j:plain

駅前はフラットです。

f:id:matatabibakari:20190830191804j:plain
駅前の通りをまっすぐに行くと海岸に出ます。

f:id:matatabibakari:20190830191848j:plain

f:id:matatabibakari:20190830191905j:plain

f:id:matatabibakari:20190830191910j:plain

岬に目立つ白い四角形。あれは伊東のホテルサンハトヤです。「伊東に行くならハトヤ」。
候補から外した理由の一つがこれ。もしもここがモデルならば触れないことはないだろうなぁと。

(…といいつつ。ちょっとだけ気になることを。うしとらの世界は現実にあるものや地名を取り入れていることが多いのですが、東京と静岡はもじった地名なんですよね…。復活した白面に吹き飛ばされた島もフィクションですが、あれはまぁ本物を出したらまずいでしょうからいいとして。なぜこの二つなんでしょうね。東北~北海道、西の海がきっちりしている分不思議に思うところです)

お隣の伊東はというとこんな感じです。

f:id:matatabibakari:20190830191931j:plain

駅前左側の通りをまっすぐに行くとオレンジビーチ。

f:id:matatabibakari:20190830191952j:plain

f:id:matatabibakari:20190830192029j:plain

階段はこうで。

f:id:matatabibakari:20190830192007j:plain
沖には防波堤。

f:id:matatabibakari:20190830192052j:plain

 

防波堤自体は後から建造されることもあるので一概には言えませんが。やはりイメージからは外れますね。

やはり。あやかしの海は都会から見た「伊豆!」というイメージなのでしょう。
故郷という意味も含めて田舎、砂浜、海水浴場、花火大会、夏休み。

 

(おまけ②)
どちらかと言えばこちらの方を載せたかった。
あやかしの海とは無関係ですが、泊ったお宿にあったので。

防空壕。といえば、うしおととら小説版の「妖病棟」。
病院と山寺の裏手をつなぐ…、現実と悪夢の境目です。

f:id:matatabibakari:20190830192125j:plain

のれんをくぐると別世界。

f:id:matatabibakari:20190830192131j:plain

基地を想定して掘られた広い道。実際に歩いてみると写真よりも暗いです。
角を曲がった瞬間、左端の看板が人の姿に見えてどっきり。

f:id:matatabibakari:20190830192153j:plain

ここは2万3千年以上前の噴火によってスコリアが堆積した場所。壁、天井はむき出しの土でところどころに地層が見えます。そしてぽたりと水滴が。
水とわずかな光源を抱え込むようにしてシダの仲間が生えていました。

f:id:matatabibakari:20190830192216j:plain

側道なのか、行き止まりなのか。ところどころの壁にも穴が。夜中にひとりで通るには雰囲気満点の場所でした。

f:id:matatabibakari:20190830192240j:plain

このお宿。温泉もとっても良かったです。冷めにくくてお肌もすべすべ。
日帰りも入浴もされているので、興味のある方はこちらも是非。
伊東の大東館というところです。
(*ジオパークのひとつとしてスコリア観察用に公開されています。よき昭和のお宿という雰囲気で、お風呂場も部屋も普通です)

以上、おまけでした。

あやかしの海、見つからず②

(2日目)
本日は河津駅に向かいます。
線路の端は開けているので、「タツヤーっ!カッコよかったぞーっ!」はできるかな。

f:id:matatabibakari:20190830153324j:plain

河津駅前はフラットです。

f:id:matatabibakari:20190830153348j:plain

河津浜海水浴場までは河津駅から徒歩3分。

f:id:matatabibakari:20190830153409j:plain

f:id:matatabibakari:20190830153426j:plain

海に向かって左側(写真だと正面)の山向こうが昨日覗いた今井浜です。

f:id:matatabibakari:20190830153446j:plain

砂浜に到着。小石が多い。

f:id:matatabibakari:20190830153451j:plain

海の家は夏季限定なのでしょう。
道路との高低差はあります。

f:id:matatabibakari:20190830153515j:plain
う~ん。どうでしょう。
海岸線自体がイメージならば、今回候補から外した別の場所も回ってみた方がいいのかもしれませんね。
とりあえず今回は下田に行きます。
やってきたのは普通列車の黒船電車。
熱海ー伊豆急下田間を走る各駅停車の普通列車ですが、このバージョンは窓が広く、イスもゆったりとしています。

f:id:matatabibakari:20190830153551j:plain

f:id:matatabibakari:20190830153707j:plain

途中山間を走りますが、下田に近づくと視界が開けて山の輪郭が遠のきます。

f:id:matatabibakari:20190830153710j:plain

f:id:matatabibakari:20190830153743j:plain

到着。|ω`*)

f:id:matatabibakari:20190830153755j:plain

ここからはローカルな旅?になります。移動手段はバスですが本数は多くないので今回行くのは一つだけ。
のんびりできて個人的にはうれしい。
あちこち同時に回りたい方は定期観光バスや観光タクシーが利用できます。

行きたいところは田牛(とうじ)。

f:id:matatabibakari:20190830153821j:plain

バス乗り場は2番。4月1日~6月30日以外は平日1日1本なのでしょうか…?

f:id:matatabibakari:20190830153845j:plain

もう名前が書いてありますが、伊豆で岩に穴といったらここくらいしか思いつけなくて…。
ことこと揺られて17分。

f:id:matatabibakari:20190830153916j:plain

f:id:matatabibakari:20190830153926j:plain

f:id:matatabibakari:20190830153951j:plain

伊豆は元々洋上にあった火山島がプレートにのってやってきたもので、火山性の堆積物が重なって地層を形成しています。
あやかしが潜んでいたあの穴もあちこちにあるのかもしれません。

f:id:matatabibakari:20190830153934j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154033j:plain

…こんにちは。|ω`*)

この穴全体が波によって削られたもの。天井が落っこちてぽっかりと穴が開いています。

f:id:matatabibakari:20190830154046j:plain

田牛バス停にあったこちらの看板によれば、洞窟に降りるためのトンネルは後から人が掘ったもので、昔は海から舟で行かないと見ることができなかったみたいです。
海から見ると山の中に向かう暗い穴だったことでしょう。

f:id:matatabibakari:20190830154106j:plain

洞窟の上の部分もぐるりと回ることができます。

f:id:matatabibakari:20190830154125j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154140j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154147j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154405j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154411j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154418j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154424j:plain

バスが来るまでの間、お隣の田牛海水浴場を散策します。
水の色がきれい…!

f:id:matatabibakari:20190830154446j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154459j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154503j:plain

海に向かって流れる小川。

f:id:matatabibakari:20190830154511j:plain

昔ながらの、といった風景。

f:id:matatabibakari:20190830154550j:plain

お隣には小さな漁港がありました。

f:id:matatabibakari:20190830154614j:plain

f:id:matatabibakari:20190830154629j:plain

帰りのバスの車窓からちらっと見えた吉佐美海岸。

f:id:matatabibakari:20190830154648j:plain

下田には海水浴場がたくさん。
写真の地図に書かれた海岸以外にも、弓ヶ浜なんても場所もあります。
中木のヒリゾ浜なんて場所も好き。

ヒリゾ浜の紹介 | 仲木へ行こうよ SNORKELING WORLD
ビーチパラソルが並んだり花火大会の描写があるので、実は熱海や伊東といった町の近くなのかもしれませんね。|ω`*)
そんな風に考えだせば今回候補から外させてもらった宇佐美、伊豆多賀あたりも怪しかったり。
伊豆と一口に言っても広いです。
どこかに居たんだなぁ。あやかしは。

f:id:matatabibakari:20190830154750j:plain

そんなこんなで帰宅時間。連休も明けたので電車もすいていて本当によかった。
行った場所が海だけに、一足早い夏休みを体感した気分です。
ではでは…といいつつも、おまけ話に続きます。

あやかしの海、見つからず①

ようやく一息ついて、あやかしの巣探しに出かけました。
結論はタイトル通りですので、それでもよいという方のみどうぞ。


あやかしの海は、小説版うしおととらの中で「伊豆沖」であると表記されています。
海沿いで電車が通っているのは伊豆半島の東側(熱海~下田)ですが、その区間のどこかにモデルとなった場所があるのでしょうか。

①駅。
・利用した電車は品川駅を直結。
・道路とホームの間に高低差がある。
・駅舎の前に階段がある。
・「ばんきん」ー「よなみ(月影市・夜波)」ー「へど」の看板。
・帰り道は「へど」方面。進行方向の背景に山がある。
・その後、トンネル。川を渡る橋がある。

②海水浴場。
・駅から海まで徒歩で移動。
・道路と海岸の間に高低差があり、階段を使用して出入りする。
・海の家がある。
・シャワーがある。
・大人数を収容できる大きな砂浜。
・砂浜の端は山と崖。
海上に水神様の鳥居がある。
・穴の開いた崖がある。
・ボートがある。
・付近に漁港・漁船がある。
・花火大会は隣町。
・海は西向き、夕日が見える。

・・・。ないんじゃないかなぁ。具体的なモデルは…(:´▽`)

一応事前に下調べ。

・海沿いに電車が走っているのは伊豆半島の東側。
熱海ー伊東区間はJR伊東線の管轄。伊東ー伊豆急下田区間伊豆急行の管轄。
東京・品川発ー熱海・伊東経由ー伊豆急下田着の電車(うしとら連載中からあるもの)は、伊豆急行が運行する踊り子号とスーパービュー踊り子号の2種。
特急のため停車駅が限られる(熱海・(網代)・伊東・伊豆高原・伊豆熱川・伊豆稲取・河津・伊豆急下田)。
・駅舎が建て替えられた可能性もあるため一概には言えない段差。
・「へど」方面は東京…?
海側のホームから電車に乗ると、下田方面に向かうことに…。
・トンネルはあちこちにある。ただ、川を渡る橋は…?


・駅から徒歩圏&海の家&砂浜は、長浜海水浴場(伊豆多賀駅)・伊東オレンジビーチ(伊東)・今井浜海水浴場(今井浜海岸駅)・河津浜海水浴場(河津駅)。
そのうち端が山・崖になっているのは今井浜海水浴場。ただし道路からの階段はない…。
・水神様の鳥居は見当たらない…。
・穴のあいた崖…?
・海と夕日が見られるスポットは西伊豆伊豆半島の先端(南伊豆)。
最寄りは伊豆急下田駅だが、終着駅なので①とは矛盾する。また、徒歩圏に海水浴場がない。
該当するのは、弓ヶ浜海水浴・白浜大浜海水浴場

…やぱりイメージされた伊豆なのかもしれません。


(1日目)
熱海から踊り子号で伊東まで。
特急なので特急券が必要。グリーン車(8両編成のみ)・指定席・自由席があります。
(写真は下田駅で撮ったもの)

f:id:matatabibakari:20190830152123j:plain

f:id:matatabibakari:20190830152126j:plain

f:id:matatabibakari:20190830152142j:plain

年期の入った車両です。
作中に出てくる電車の車体・社内は普通電車の100系(現在は引退)に似ていますけれど、東京・品川方面からならばこの電車に乗ったはず。

電車図鑑/座席表|電車・駅のご案内|伊豆急-おすすめ電車旅<観光・海・リゾート・温泉>

今回のお宿は伊東とし、駅のロッカーに荷物を預けて乗車券を買います。
お目当てはこちら。

f:id:matatabibakari:20190830152231j:plain

伊豆満喫フリーきっぷ:
毎年4月1日~7月31日、伊東駅みどりの窓口で発売される。当日限り、1日乗り降り自由。
(伊東ー伊豆急下田は片道1615円なのでかなりお得)

自由席特急回数券:
10枚つづりで1000円。これで踊り子号(自由席)にも乗れる。通常、自由席特急券は410円なので、数名で移動する時や何度も乗るならばお得。期限は半年。

*注意!スーパービュー踊り子号は全席指定席のため別途指定席特急券が必要。

スーパービュー踊り子号は窓がワイドサイズで開閉不可。

f:id:matatabibakari:20190830152401j:plain

f:id:matatabibakari:20190830152416j:plain

f:id:matatabibakari:20190830152426j:plain
伊豆稲取普通列車に乗り換えて、今井浜海岸駅へ。

f:id:matatabibakari:20190830152448j:plain

今井浜海岸駅到着。

f:id:matatabibakari:20190830152519j:plain

f:id:matatabibakari:20190830152512j:plain

単線で、駅から今井浜海水浴場までは徒歩2、3分。
駅前には階段がありますが、段数はかなり多いです。

f:id:matatabibakari:20190830152549j:plain

f:id:matatabibakari:20190830152600j:plain

f:id:matatabibakari:20190830152605j:plain

今井荘の角を左折。その先の目印を右折。

f:id:matatabibakari:20190830152637j:plain

今井浜海水浴場に到着。かなり広い砂浜です。

f:id:matatabibakari:20190830152702j:plain

海岸線は砂浜で端は山。
あの山を超えた先には、河津浜海水浴場があります。
う~ん…。形がちょっと違うかな。
海の家は夏季限定。今は枠組みだけ残っています。
シャワー室あり。トイレあり。近くには民宿もありますが…。

f:id:matatabibakari:20190830152725j:plain
駅の左右にトンネルがあるので「タツヤーっ!よかったぞー!」はできません…。

f:id:matatabibakari:20190830152750j:plain

f:id:matatabibakari:20190830152758j:plain

この日は遅くなったので、また明日出直すことにします。
あやかしの海、みつからず②へ続きます。

今回は大阪会場

大阪の大丸心斎橋店(北館14F)に行ってきました。

f:id:matatabibakari:20190830151623j:plain

f:id:matatabibakari:20190830151627j:plain

f:id:matatabibakari:20190830151630j:plain

f:id:matatabibakari:20190830151634j:plain

静岡会場でお目見えした講談社キャラ(壁)はありません。
破損を防ぐためか全体にビニールがかけられています。

f:id:matatabibakari:20190830151647j:plain

少しずつ修正・補修されてきた絵ですが、これで完成!ということなのかもしれませんね。

池袋会場ではライブドローイング。
新潟会場では展示品の追加。
静岡会場では壁に絵が追加。そして売り切れとなっていた複製原画4点が再販されました。
大阪会場では新作グッズ・新作複製原画が追加されています。
…好きな絵なのでうれしいです。|ω`*)

こちらの会場は8日までとのこと。次はどこを巡るのか。はたまたもうそろ終了なのか。
どきどきしながら開催情報を待っています。
願わくば九州からUターンして北海道・東北も巡って欲しいです。

原画展を追いかけて、まさにうしおととらの旅。
行くたびに楽しみがあるっていいですね!

原画展を追いかけて静岡

f:id:matatabibakari:20190830151147j:plain

f:id:matatabibakari:20190830151154j:plain

f:id:matatabibakari:20190830151157j:plain

展示されている原画は新潟会場と同じなので写真は省略。
3月16日追加分。

f:id:matatabibakari:20190830151210j:plain

f:id:matatabibakari:20190830151249j:plain

会期後、この壁が壊されることを何度も確認した上で描かれたとか。
16~19日の3日間限りだとしたらもったいないですね。
鳴海さんのお顔もばっちりです。

f:id:matatabibakari:20190830151313j:plain

(池袋会場)

f:id:matatabibakari:20190830151333j:plain

(新潟会場)

f:id:matatabibakari:20190830151352j:plain

f:id:matatabibakari:20190830151403j:plain

ライブドローイングの後に直したいとコメントされていた鳴海さんの目元。気づいたのは静岡会場でしたが、新潟会場の時点ですでに修正されていたのですね。
まさに神出鬼没…。

次回は大阪会場。3月27日~4月8日。
新作グッズもあるそうなので、お休みを見つけて行きたいです。

里に降る雨~伊万里・大川内山②~

里に降る雨~伊万里・大川内山①~の続きです。

f:id:matatabibakari:20190830145524j:plain

階段を上ってすぐに見えるこの建物は拝殿の側面で、入り口は岩と建物の隙間にあります。岩壁にあいた穴を通り抜けると裏側に出ることができます。
拝殿の脇には説明書きと手水場が。

f:id:matatabibakari:20190830145541j:plain

昔の人は不思議な地形や水が湧く場所をよりしろに神社を建てているように感じます。
山の岩壁に埋まるようにして建てられた権現岳神社。
一度通り抜けて裏手から見るとこのような形になっています。

f:id:matatabibakari:20190830145603j:plain

本殿側面。

f:id:matatabibakari:20190830145629j:plain

拝殿正面。

f:id:matatabibakari:20190830145650j:plain

まさに「山」という雰囲気です。
まずはお参り。

f:id:matatabibakari:20190830145717j:plain

中は広く造られています。

f:id:matatabibakari:20190830145740j:plain

f:id:matatabibakari:20190830145805j:plain

…。須磨子さんはどうしてあの日、鳥居の前に立っていたのでしょうね。
普通に考えれば、お参りの帰りがけかもしれませんけれど、着物に下駄でここまで登ったのでしょうか。
江戸時代の方なのでやってやれないことはないでしょうし、海の底で長年暮らしたので山歩きが楽しかったのかもしれません。

f:id:matatabibakari:20190830145822j:plain

この高さになってしまうと里はほとんど見えません。

周囲は断崖絶壁です。
滝を挟んだ向かい側にも石仏が見えるので、昔はつながっていたのかもしれません。

f:id:matatabibakari:20190830145856j:plain

さて。再び下って鳥居の前です。
紫暮さんはおそらくこの坂のどちらかを下って、鳥居前まで来たのでしょう。

f:id:matatabibakari:20190830145922j:plain

f:id:matatabibakari:20190830145937j:plain

そして相合い傘をしながら坂を下っていくわけですね。
(と、さっききた道を戻ります)

f:id:matatabibakari:20190830145952j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150008j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150012j:plain

坂道って不思議な魅力がありますよね。芙玄院から通学路に出る道も坂道ですし。

先ほどの辻に戻り、今度は右手側に向かっていくと、観光雑誌によく載る場所に行き着きます。

f:id:matatabibakari:20190830150035j:plain

この坂道は鍋島藩窯坂と呼ばれており、道の左右に窯元のお店が並んでいます。

f:id:matatabibakari:20190830150059j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150115j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150119j:plain

路地の先にも窯元が。

f:id:matatabibakari:20190830150132j:plain

「私は、この先の窯元におりますゆえ、お返しはよしなに…」
このページに描かれている「蘭山窯」、「魯山藤左衛門窯」の名前は、実際にある「螺山窯」、「魯山窯」+「小笠原藤右衛門窯」のもじりなのでしょうね。

小笠原藤右衛門窯のお店の前を通って行くと天神橋があります。

f:id:matatabibakari:20190830150204j:plain

橋を渡って右手に行くと登り窯が見えてきます。
作中の絵にもありました。

f:id:matatabibakari:20190830150228j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150247j:plain
登り窯の横にある階段を登って行くと、高台に藩窯公園があります。

f:id:matatabibakari:20190830150306j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150549j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150532j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150610j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150614j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150626j:plain

花いちもんめができそうな場所はここかなぁと思うのですが…。
当時はどうだったのでしょう。

f:id:matatabibakari:20190830150639j:plain

公園を通り抜けて反対側を降りると川があります。

f:id:matatabibakari:20190830150701j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150726j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150746j:plain

アニメバックステージガイド~熱~の芙玄院・蒼月家の設定資料に、「この古き良き日本家屋はどことなく、懐かしくて温かい感じがする。5百年も封印されたとらでも、すぐに馴染める位、くつろげる空間だ」とありますが、須磨子さんにとっても同じだったのではないでしょうか。
この坂道と家が並ぶ空間は須磨子さんにとって第二の故郷になったのかもしれません。

須磨子さんは獣の槍の遣い手をこの世に生むために海から帰ってきましたが、与えられた2年間は須磨子さんがひとりの人間として生きることができる大切な時間でもあったのではないでしょうか。
寝ても覚めてもに目の前にあるのは海と岩と白面の目だけ。
130年も経ってしまえば記憶は薄れていくでしょうし、自分が生きているという実感も守りたいものも曖昧になってしまいそうな気がします。
ここで再び人の暮らしに溶け込んで、親しい人や土地と巡り会って、この世界を守りたいという決意を新たにして白面との戦いに戻っていったのでしょうね。

f:id:matatabibakari:20190830150801j:plain

さて。この後の予定は特になく。
市街地に戻ってご飯を食べたり有田の佐賀県立九州陶磁文化会館に出かけたりと、思いつくまま気ままに過ごしました。
ご飯はおいしいし、静かだし。またいつか行ってみたいです。

 

(3日目)
元来たルートで帰宅。

f:id:matatabibakari:20190830150825j:plain

f:id:matatabibakari:20190830150836j:plain

今回の旅はこれにて終了。ありがとうございました。


そして。ヤフーブログは今年で終了なのですね。
デザインが好みだっただけに残念です…。