遠野まつり①花巻温泉
2017年9月某日。
遠野まつりを見に行きました。
出だしが遅れてしまったせいで、遠野のお宿はすでに満室。
遠野の美味しい朝ごはん…と未練を感じつつも、それはまたの機会にさせていただいて。
これまた前から気になっていた花巻温泉に泊りました。
(1日目)
東北新幹線を利用して新花巻駅に到着。
駅には地元を紹介する展示スペースがありまして、送迎バスの時間までそちらで過ごさせていただきました。
花巻のしし踊り。遠野のものとは異なりますね。
こちらは鹿の特徴が出ています。
狩猟で得た鹿への鎮魂とも言われるしし踊り。この説によりますと、「しし」とは野山で得た「肉(しし)」を意味するようですね。
衣装の色使いは陰陽五行にも通じるらしく、修験道の山伏が伝播したのではないかとも。
(静岡県のごく一部にも「鹿踊り」というものがあり、そちらから持ち帰ったという説もあります)
様々なものが習合されて今の形になったのでしょうね。
花巻のしし踊りはまだ見たことがありませんが、踊りながら自身で太鼓を鳴らすようですね。
さて、こちらは釜石の虎舞コーナー。
2016年の遠野まつりでも、駅前で踊っていました。
初めての東北旅の中でも書きましたが、こちらは漁村に伝わる踊り。
板子一枚下は地獄という危険と隣り合わせの漁師たちが、無事に帰還できるようにと祈るものでもあったようです。
さて、送迎バスに乗って花巻温泉へ。
ちょうど秋バラも咲き始め。
敷地が広いので散歩が楽しい。近隣の地図ももらえます。
日暮れてきましたがちょっとお出かけ。外灯が少ないようなので、旅常備のミニライトを持参。
熊よけの鈴があちこちにあります。
釜淵の滝。
大岩のくぼみにかかった水の跳ね返りは、レース編みのヴェールのようにも見えてきます。
滝を挟んで反対側の斜面を登ると道路があります。
しばらく登って行くと、羽山神社に着きました。
遠野郷八幡宮と同じく、9月17日が例大祭のようです。しし踊も奉納されるのでしょうか。
すっかり暗くなったので、バラ園と散歩はこれにて終了。
戻って温泉を堪能して、晩御飯を頂きます。
バイキング形式なのですが、釜飯は米から炊く本格派で、おかずも色々ありました。
遠野まつり②へ続きます。