えりも~旭川へ①
前々回の旅で、青森~函館~えりも岬を巡りました。
今回はその続き。
黄金道路~旭川です。
*バスを利用した旅です。
本数とアクセスが限られますので、途中下車はしていません。
道を巡ることが目的なので、常時車窓観光です。
(1日目)
羽田から飛んで新千歳空港。
快速エアポートに乗車してJR札幌駅へ。
前回の旅と同じく、16時30分発の高速えりも号に乗車。
20時30分えりも町着。この日の夜は雨でした。
(2日目)
4日夜~5日早朝。台風21号は予想進路通り、北海道の西側を通過。
道南(えりも町含む)、道東(広尾町、帯広市含む)、道北(旭川市、稚内市含む)の道路状況は異常なし。
その後の接続を優先して、今回は襟裳岬を経由しない、「えりも町~黄金道路~広尾」の路線を利用しました。
詳細はJR北海道バスの時刻表:
https://www.jrhokkaidobus.com/timetable/2018_spr/pdf/samani.pdf
お久しぶりのえりも駅バス停。
さあ。約1時間のバス旅開始!
他にお客さんも居ないので、窓を開けて存分に観光。
黄金道路近辺は、えりも岬レストハウス前を出発した潮君が婢妖憑きバスで苦戦した場所。
作中のバスガイドさんの台詞にありますが、この道路を開くために「黄金を道に敷き詰めるがごとく莫大な工事費と労力を要した」ことから、「黄金道路」の名がつきました。
正式には国道336号線。
黄金道路と呼ばれているのは、えりも町庶野から広尾町音調子までの33.5㎞区間。
黄金道路の入り口には「黄金道路」と書かれた石碑が立っています。
「庶野」と表示されてから、「まだか」「まだか」と待ち構え…。
石碑より目立つ昆布作業中。(ノД`)
でもこういうのって楽しいですね。
1回限りの勝負ですので、この路線に乗る方は挑戦してみてください。|ω`)
さあ、黄金道路の始まりです。
道路脇に打ち寄せる北の海は荒々しい。
でも、薄くなった波の水色を見るに、とても綺麗な海なのでしょう。
この先はトンネル探しです。といっても全部で何個あるのやら。
14個数えたところでやめました。
うしおととらの作中に出てきた、「海に面している」、「四角形」、「壁が柱状」を満たすものは、4個目の黄金トンネルの右横と、9個目、11個目とその先の…。
メモしたはずなのにすでにもう曖昧。(:´▽`)
殆どは、かまぼこ型をしています。
黄金トンネルの右横。えりも岬からきて最初の四角ですが、道路の形が違いますね。
そのまま黄金トンネルに入ります。長さはおよそ4㎞。
延々と続く同じ景色。なんだか、山魚が出てきそう。
青函トンネルがふと頭に浮かびます。
まっすぐなのに出口が見えない。
でも、抜けないトンネルはない。
この台詞が体感できる長い長いトンネルでした。
通過した後のT字路でちょっと後ろを振り返る。
まだまだ道は続きます。ここは日勝目黒。
眼前に迫る例の壁。
ここは…何個目だったかな。9個目かな。
谷磯という場所にも黄金トンネルがありました。
次は…11個目でしょうか。
9個目を過ぎたので黄金道路から外れますが、道路の形を見るとイメージに近い気がします。
…映像、サントラ脳内再生。
漫画を読み直すとぞくぞくします。
トンネルの中を除いて、ずっと右側に海が見えました。
バイクで駆け抜けると更に爽快でしょうね。
ここまで来るのは大変ですが、またいつか行ってみたいです。
秋葉流のバイクに乗せてもらって、うしおととらの旅は続きます。
*この先の経路については作中描写がありません。
明確になっているのは、「旭川まで129㎞・三国峠まで34㎞・糠平湖まで3㎞」地点で野宿をし、大雪山国立公園の道路を通過中に、槍の伝承候補者の選にもれた4人の僧と杜綱純、婢妖に憑かれた杜綱悟と遭遇し、「旭川75㎞」の地点で杜綱悟の体内に入った、ということです。
そして獣と化した潮君は、「旭川近くの国道を一直線に」進むのです。
自分はこの後、広尾からJR帯広駅に出て、JR帯広駅-JR旭川駅を結ぶ都市間高速バス・ノースライナー(三国峠経由)を利用しました。
えりも~旭川②へ続きます。